胃酸には塩酸やペプシンなどといった物質が含まれていますが、これらが胃の粘膜を消化して楕円形の傷ができることがあります。
これを消化性潰瘍といい、胃潰瘍とも呼ばれています。
昔は男性によく見られる症状でしたが、近年では女性や若い方でもこの消化性潰瘍を発症する事が増えてきています。
消化性潰瘍になった場合の自覚症状として多いのが、みぞおち付近の痛みですね。
ただし場合によっては腹痛がない場合もありますし、また腹痛が強いからといって消化性潰瘍が悪化しているというわけでもありません。
また胃酸が多量に分泌される事で、食欲不振や胸やけ、吐き気、嘔吐、体重が減少するなどといった症状が見られる場合もあります。
さらに吐血や下血を起こす場合もあり、吐血の際には血圧の低下や脈拍の乱れ、冷や汗、激痛が同時に起こる事もあります。
下血の場合は便がどす黒くなりますが、胃がんや大腸がんなどでも下血することがありますから、いずれにせよ病院で診察を受けた方が良いですね。
他には背中に痛みが出たり、酸っぱいげっぷや口臭などといった症状が見られる場合もあります。
潰瘍が悪化すると胃に穴が開いたり大量出血が起こる危険性があり、実際にこれらの症状が出た場合には緊急手術が行われる事も少なくありません。
消化性潰瘍の原因として考えられるのはストレスや過労の他、飲酒や喫煙、消化の悪いもの、冷た過ぎるものや熱過ぎるもの、香辛料などが挙げられます。
またピロリ菌に感染しているとも消化性潰瘍になる可能性も高くなります。
症状を悪化させないためには、ストレスをためないように心掛ける事が大事ですね。
また食事では極端に辛いものは控えたり、タンパク質や脂肪分を取り過ぎないように注意しながら、胃に負担のかからない規則正し食生活をするようにしましょう。